こんなにも死をぎゅっと抱きしめながら生きることって
いままでになかったからなんだかとてもパニック。


「ふつう」に暮らすことを意識すればするほど
動きがぎこちなくなりなにをするにも理由をつけたりしてしまう。


そんななかで多分ほんとうに「ふつう」に暮らしてる人がそばにいて
でもいちおうなんとなくわたしのことは守ろうとしてくれていて
このひとはすげえな、と思う。


かたやなんだかいつも冷静に見えて
ちゃんと考えてて、おまけに運動とかもしてて
強そうに見えてた人がきもちから先にやられていってるのも見てる。



でもやっぱいろんなこと考えちゃうや。
原田郁子さんが「ニュースは見すぎちゃいけないね」とうたう。
その意味を知る。
みんながいろんなことを同時に言うから、
知りたいことも知りたくないこともどんどんどんどん頭のなかに。


考えることは放棄してはいけないと思う。
ずっとそう教わってきた。
知ることを放棄して「知らなかった」というのも
褒められた行いでないことはわかる。


でもいま仕事してても、飲みに出かけても、美術館に行っても、
映画を見ても、本を読んでも、はんこを彫っても、
苦しい。