ふれ

「フレンチ・ウィンドウ」展@森美術館

地震の影響で22点展示できず。
あんなに人が居ない森美術館はじめて。
あれだけ人がいなくて、現代美術の展示をあの広さの会場で
観る事ができると海外の美術館みたくて楽しい。
得した気分になってしまった。
はい。不謹慎ですね。はい。


私がいちばんみたい展示。
現代+ちょっと頭使う+シニカル+でもユーモアにあふれてる。
ほんと楽しかった。


ほとんど知ってる作家がいなくて。
つくづく現代美術を不勉強であると思い知る。
フィリップ・ラメットとグザヴィエ・ヴィヤンくらい?


美術史をふまえたうえでその中に介入していこうとする
姿勢の作品が多かった。
あと人が共感すること、共通の意識のもろさに気づかせようとする作品。
そして皮肉屋!!
とてもフランスらしい作品たち。


改めてデュシャンの作品をながめる人々をばかばかしいと思ってしまった。
本当に偉大な人。賢くて。スマート。


ヴァレリー・ジューヴのコンポジションは建物の壁を写した写真と
人の顔しか写っていないのになぜかすごく胸が痛くなった。
なんだったんだろうあれ。


展示されていなかった作品たちがどんなだったか知りたい。
でも日本全国の美術館が大変な思いをしている中、
展示ができただけでもすごいことなんだと思う。
見る側としてはそれだけでもありがたいと思った。