わがまま
自分のわがままさを許さないでほしいと思うけど、
もしもそれを許してもらえなかったら、
とっくにだめになっているかもしれないとも思う。
じっとしてられない。
でもそばにいてくれなきゃやだと思う。
このひとじゃないと思う。
でもほかのだれかがいいわけじゃない。
たのしくしてたいだけなのにって思う。
でもたのしそうにしてると壊してやりたいと思う。
山田詠美の『姫君』を何年かぶりに読んだ。
もう何回も読んでる。
- 作者: 山田詠美
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2004/05/11
- メディア: 文庫
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崇められつつ犯されてるのか。
いまならまだ間に合うと思って逃げる姫子の気持ちは
わかってしまう気がする。
なにに間に合うのかわからないまま逃げ出して、
ほんとうに間に合わなくてはいけないものを
逃してしまうのかも。わたし。
それはそれで仕方がない。
・・・・仕方がないのか・・・?