わがまま

自分のわがままさを許さないでほしいと思うけど、
もしもそれを許してもらえなかったら、
とっくにだめになっているかもしれないとも思う。


じっとしてられない。
でもそばにいてくれなきゃやだと思う。



このひとじゃないと思う。
でもほかのだれかがいいわけじゃない。



たのしくしてたいだけなのにって思う。
でもたのしそうにしてると壊してやりたいと思う。



山田詠美の『姫君』を何年かぶりに読んだ。
もう何回も読んでる。

姫君 (文春文庫)

姫君 (文春文庫)

そうか。
崇められつつ犯されてるのか。


いまならまだ間に合うと思って逃げる姫子の気持ちは
わかってしまう気がする。
なにに間に合うのかわからないまま逃げ出して、
ほんとうに間に合わなくてはいけないものを
逃してしまうのかも。わたし。


それはそれで仕方がない。
・・・・仕方がないのか・・・?